2018年8月21日

Neogeo Mini Pad 基板乗っ取り

Neogeo Mini Padを乗っ取り、自作や改造アーケードスティックで使えるようにする方法。
他のアナログスティックを使ったコントローラーに応用できるかもね。


2軸アナログスティックの1軸のみを取り出してみると、左図のようになる。
Vccには5Vだったり3.3Vだったり電圧がかかっている。
スティックを操作すると矢印が動いて、Outputにかかる電圧が変わる。スティックの傾きはこの電圧を読み取っているわけですね。
例えばNeogeo Mini PadのX軸の場合、Vccは3.3V。Outputが約1.0V以下なら左、約2.1V以上で右となってた。
ということは、右図のようにスイッチを追加して、OutputとVccを短絡させればOutputは3.3Vになり左、GNDと短絡させればOutputは0Vになり右入力となるよね。Y軸ならば0Vで上、3.3Vで下入力となる。

じゃ、三和レバーをNeogeo Mini Padの基板に繋ぐにはどうしたらいいかというと、次の図のようにGNDパターンの2ヶ所をカットし、ジャンパ線を飛ばす。

Pad側(裏面)はこんなかんじに接続。(LXとLYは基板のシルク印刷の記号です。)
Padのアナログスティックは外さずに残しておく。(外す場合はアナログスティックの中立位置の代わりになる固定抵抗を付けること。)


と、ここまでは普通の基板乗っ取り。しかもレバーの基板を加工するので汎用性がない。
もう一歩進んだ例として、レバーは無加工でフォトカプラを使う方法を紹介。
レバーのマイクロスイッチでフォトカプラに電流を流し、本記事の一番最初の図の右図スイッチを電子的にオンオフさせるわけですね。
参考:フォトカプラはこうして使う | ルネサス エレクトロニクス
ブレッドボードで試作したら問題なく動いたよ。いわゆるD-sub化している人におすすめ。


しかし、世の中にはもう三歩進んだ方がいらっしゃる。
とよしま語録: NEOGEO mini コントローラ
基板乗っ取りやめて、これ作っちゃお。
おわり。