2020年5月20日

Fanatec CSS SQ DIY USB Adapter

レーシングシム向けのHシフターの定番、ClubSport Shifter SQは、ClubSport USB Adapterを使うことでPCに接続できる。

しかし、走行中に発生する重大な不具合がある。
たとえば、2速から3速にシフトレバーを叩き込むときに、一瞬5速に入る。5から4に落とすときも一瞬2速に入る。1速なのにRになる。などなど。コントロールパネルのゲームコントローラーを開いてレバガチャしながらチェックすると、関係ないギアに一瞬入るのがよくわかる。チャタリングっぽい現象。
これが原因でギアが抜けたり、ギアが入らなかったり、オーバーレブでエンジンブローしたりする。経験あるよね?

これを解決するため、TeensyでUSBアダプターを自作した。レーシングシミュレーターiRacingでの耐久チームメンバーにも実際に使ってもらっている。どうやら不具合がなさそうなので、一般公開してみるよ。
3,000円くらいで作れる。プログラミング素人が作ったもののくせにちゃんと動くので、がんばって作ってみてね!

製作例

※この写真はキャリブレーション用ボタン装着前

ぼくはFanatecケーブルをモジュラージャックに差し込みできるように仕上げたけど、ケーブルを直接はんだ付けするほうが簡単。CSSSQ付属のRJ12ケーブルをバラして使ってもいい。付属ケーブルがもったいないなら、6極6芯の電話ケーブルをハンダ付けするのもいいね。

ピンアサイン

ファームウェアダウンロード: fanatec_css_sq_usb_adapter_v_2_1_2.zip


以下、zipに同梱のreadme.txtです。

2020年4月3日

Anti-roll Bars Adjuster

レーシングシミュレーターiRacing用にアンチロールバー調整用デバイスが欲しい。走行中にバランス調整したいのだ。
プッシュボタンを並べてもいいけども、VRの場合は手元が見えないので正確に操作できない。

そうだ!インディカー方式でやろう!
アンチロールバーアジャスト | こちら GAORA INDYCAR 実況室
Improving IndyCar Handling Performance » Gill Sensors & Controls -
つまりマシンがオーバーなら前方に押し込み、アンダーなら後方に引く。
手探りで操作可能かつ直感的!わかりやすい!!

実車はレバーの角度で調整する。でもiRacingはそういう段階的な割当ができないプラスマイナスのデジタル調整なので、モーメンタリのトグルスイッチ(手を離すとセンターに戻る)で再現しよう。(ON)-OFF-(ON) と表記されるタイプ。

市販の電子工作用トグルスイッチは小さいので、Aliexpressで激安レバーを2本調達。このくらい大きければ、レーシンググローブを装着したままの操作もいける。
家に転がってた適当なアルミケースに組み付ける。本物はFとRの長さが違うけど、まあいいや。
配線は5芯必要。大量に余ってるLANケーブルを切って使おう。シムレーサーなら誰でも持っているBU0836Aに接続し、iRacingでボタン割り当て。

それっぽいラベルをテプラで作れば完成!とてもそれっぽい!!!!!!!
簡単!便利!これはおすすめ!