2015年6月29日

Wilwood 260-1304 Master Cylinder

無駄遣い好きなぼくらしく、意味のない無駄modをする。こういうのが好きなので。
Giddy up pedal FP1 のブレーキ部分のマスターシリンダーを、Wilwoodのやつに交換した。
ちなみに Giddy up pedal ECONOMIZER で推奨してるのもコレ。


ボルトオンで簡単に交換できると思ったら違った!
マスターシリンダーのロッドのネジピッチが、インチのユニファイ細目5/16-24っていう、日本国内じゃあまり手に入らないサイズ。
こんなピッチの高ナットなんて既製品じゃ無いし、どうしたものかなー。と思ってたら、 "Giddy up RASE SIM" からM8-1.25から5/16-24に変換するナットをパーツとして譲っていただきました。ありがたい!

ちなみに、このパーツが無かった場合は、5/16-24メスM8-1.25オス変換アダプタをebayで買って、M8メスのピロボールを使う予定だったよ。


ついでに、GOODRIDGE(グッドリッジ) エアーフリーバンジョーボルト P3/8シングル ステンレス #3 775-03BNC
というのをマスター側に採用してみた。
エア抜きが楽になった、気がする。


肝心のブレーキフィーリングがどうなったかというと、ちょっと踏み心地がなめらかになってしっかりした感じ。これはたぶんエア抜きが前よりしっかりできているおかげ、かな?プラシーボ万歳。


というお話しでした。



~おまけ~

Wilwood 260-1333 スレーブシリンダーのブレーキフルード漏れ問題、購入時についてきたOリングの性能が悪いんじゃいか説。
買ったらとりあえず新品Oリングに交換してから組んでみるのをおすすめしとく。
2015年6月28日

Giddy up RACE SIM Sequential Shifter MJ

"Giddy up RACE SIM" から、安価なシーケンシャルシフター "Sequential Shifter MJ" が発売されました。
っつーことで、ちょっと前から使わせていただいてたので、いち早くレビューします。


構造がスーパーシンプル!
だいたいDIYシーケンシャルシフターを作るなると、レバーをスプリングで中央保持して、前後に押しボタンスイッチを付ける。そしてゴクッ感はドアのローラーキャッチなんかを流用して作ることが多い。

でもこのシフターは、ON-OFF-ON の3ポジションモーメンタリトグルスイッチ(手を離すと真ん中に復帰するタイプ)を、そのままレバーの復帰スプリングの代わりに使っている。
これは思いつかなかった!!Frexもトグルスイッチだけど、あれは別にスプリングもあるんだよね。
レバーがセンター位置にあるときの遊び感かバネ保持式には出せない。
レバーを押し込んで抵抗を感じたあとに軽くなる感、これにはマグネットが使われていて、なかなかいい感触。
こんな単純な構造なのに、FanatecのポルシェシフターやG25シーケンシャルとは全然違う。確実にシフト操作ができるよ。

そして音が結構静か。マウスのクリックよりはちょっと大きいくらい。


BU0836A や DSD 12 Bit Controller を持っているなら任意のピンに刺せばすぐ使える。
Fanatec CSW なら、ピンアサインを確認してShifter2端子に接続すればパドルと連動できるのがいいね。CSS SQ も持ってるけど、逆側にコイツを付けてます。
G27/G29はよくわかりません!けど、基板から配線を引き出せばそんなに難しくなくできるはず。

開発者はディスってるけど、みなさんのコクピのHシフターの逆サイドに装着してみたら捗ると思うよ!
なんだかんだで比較されるものはゲーセンのシフトレバーだと思うけど、取り付けの自由度が高いのでこっちのほうが良いね!


構造が自作シフターでマネされそうだね!
2015年6月27日

Giddy up pedal ECONOMIZER

リアルレーシングガレージ "Giddy up" の代表が新たに作ったレーシシムデバイスブランド? "Giddy up RACE SIM" から、ぼくも使っているレーシングシム用ペダル "Giddy up pedal FP1" の新バージョン Giddy up pedal ECONOMIZER が受注生産で販売されるそうです。
コンシューマ向け製品とは違って注油などの定期的なメンテは必要ですが、シムレーサーならば確保しておきましょう。アフターサポートも完璧です。


製造販売元の情報が少ない。ただし、FP1と同じフィーリングらしいので、FP1の良いところを列挙しつつ、勝手にエコノマイザーの宣伝をする!

・マスターシリンダー式のブレーキは、マスターバックの無い本物のブレーキを踏んでるのと同じ感触。最高に重い。重いんだけど、S耐に出てる倍力装置無しロードスター54号車の実車とまったく同じだよ。(中華ブレーキ版の場合はわかりません。)
・各ペダルの初期位置と踏み代(ストローク)を自在に調整できる。なので、例えばヒール&トゥ(このペダルの場合はトゥ&トゥ)が自分の一番しやすい段差にできる。
・スロットル/クラッチペダルの重さがスプリングのテンションを変えることで調整できる。
・クラッチにCSPみたいなカックン機構は無いけど、要らないでしょ?
・吊り下げペダル派?レースシムなら収録車はほとんどオルガンペダルでしょ?
・もし不具合が出ても、単純な構造なので自分で直せる。
・ブレーキ系統を弄って遊べる。油圧センサー化や電子ボリューム化などmodして遊べる設計。
・そして、あなたのコクピの剛性不足が顕著になるでしょう!!

他との違いは、リアルなブレーキフィーリングだね!
だいたいみんながお持ちの市販のペダルでの不満は、軽いブレーキでしょ?みんなnixim modみたいな工夫してる。


でも、ブレーキ駆動部分とPCに接続する部分は別途用意して自分で組み立てる必要がある。
ぼくは単車とか弄ってたので抵抗ないけど、なかなか敷居が高い?
ということで、製造販売元よりちょっとだけ詳しい説明。
(ぼくは買う予定はありません。想像です。)

必要なもの
・GUPE 36k
・GUPE 中華アダプター 4k
・USB接続用 Leo Bodnar BU0836A 36.41GBP(7kくらい)
または、DSD 12 bit controller Standard $39.75(5kくらい)
中華ATVブレーキキット(ヤフオク) 5k
・ブレーキフルード 1k(カー用品店やホームセンターにトヨタやホンダの純正Dot4がある)

ここまでで取りあえず使える状態になるはず。合計52kくらいか。やす・・・い・・?
ここは完成品のほうが売れそうですよ監督さん。

USB接続基板はDSDのほうが安しいいかもね。デッドゾーンの設定が柔軟にできるらしい?ぼくも買ってみようかな。


そして、せっかく油圧式のペダルにするのならば、是非ともいずれ油圧センサーを試していただきたい!!!
ブレーキコントロールが別次元に飛躍する!!!!!

あ、油圧にしたらiRacingのブレーキカーブはゼロね!
2015年6月22日

DSD Tilton Style Pedal Pads

シムじゃないほうのレーシングカーパーツではお馴染みの Tilton Engineering。そのチルトンペダル風の感触をご家庭のレーシングシミュレーターでも味わいたい。
Derec Spear Designs から、そんな人のためのペダルパッドが販売されてる。
G25 G27 T500 CSP なんかの定番レーシングシム用ペダルに対応していて、$39.85で送料無料らしいっすよ。高いのか安いのかわかりません。
うちのレースシム用ペダル Giddyup Pedal FP1 は、なんとペダルプレート取り付け部分がG25/27とほぼ同じなのだ!なんて遊べるペダルなんだ!
っつーわけで、たぶん付くだろうと発注。


届いたものを採寸したら、微妙に取り付け穴の位置が違ったりして失敗したかと思ったけど、クリアランスを測定していけると確信。
ホムセンでM5x40mmのキャップボルトと、ナイロンナットを6組用意したら一瞬で取り付け完了。計算どおり!!
ペダルパッドの厚さが16mmと厚くなった分、踵の位置決めプレートを手前にずらして完成。FP1め、なんて考え抜かれた構造なんだ…。FP2の計画がもし万が一あれば、即予約します。


製品の質としては、3Dプリンタで作ったような感じで表面は荒い。でも荒さは滑り止めにもなるし気にならない。強度も十分。
使い心地は、人それぞれの好みじゃないっすかね。ラップタイムに影響するものでもないし。

ぼくの場合、ブレーキペダルは力いっぱい蹴りつけているので、丸みを帯びたペダルパッドも悪くないね。でも、交換前のフラットでも悪くなかった。
つまり、特に良くも悪くもないけど見た目は結構かっこいいので、取り付けたまましばらく使用してみるよ。

ブレーキとクラッチはTiltonのまま、アクセルペダルだけフラットにしてもいいかもなぁ。よし、やってみよ。
2015年6月19日

ペダルを電子ボリューム化する

レーシングシミュレーター用のペダルの、角度検出用に使っているアナログ可変抵抗。ポテンショ。それをホールセンサー化しますよ。


G25/G27ペダルの修理に定番の電子ボリュームを使うことにした。
センサテック ELV-1605
検出角度が±15度の ELV-1605HI と、±60度の ELV-1605HD がある。
G27ペダルにはHIがいいらしいけど、うちのペダルは物理的に60度くらい回してるので、ELV-1605HDのほうを買いました。専用のコネクタハーネスSZH-3-300も一緒に。
ボリュームの接続先インターフェースは定番の Leo Bodnar Ultra Precision Joystick Controller BU0836A だよ。


BU0836Aのスーパー賢い機能 "ZoomMode" が、実にレースシム向き。詳しい説明は公式サイトを見てね。
これについてアバウトな図を元に計算する。
だいたい2.2~4.2Vの範囲が12bit4096解像度(0~4095)にズームされるんだね。
output=4096/2*(volt-2.2) (2.2<volt<4.2)

一方、ELV-1605HDは回転角120度を1~4Vで出力する。
volt=deg/120*3+1 (0<deg<120)

つーことで、ELV-1605HDとBU0836A(ZoomMode)で表現可能な範囲は計算すると、
角度:48~120度(有効範囲72度)
出力:0~3686(2.2~4V)

50度くらいの範囲で使いたいと思ってたんで、そうすると2500解像度くらい。
これだけあれば十分だ。ちょうどいいな!!


電気的な接続は、専用ハーネスの先端に3連QIコネクタ(バラ売りだと1組50円くらい)をかしめただけ。
そしてペダル側のボリューム取り付け穴をステップドリルで10mmに拡大。切削面は油性ペンで塗って気休め錆防止しておいた。穴拡大から面取りまで一発でできるステップドリルは便利だなぁ。いろいろ穴あけをするシムコクピオーナーは持っておきべき。
あとはその穴にボリュームを取り付けて調整して完成。かんたん。
動かしてみたら、ペダルの出力が2400解像度くらいになった。計算どおり!!


使ってみた結果、いまのところド安定。うごきも滑らかで微妙なペダル操作にもキレイに追随する。アナログ可変抵抗よりフリクション少ないしいい感じ。
これでアナログボリュームの出力ピクプク現象ともおさらばだ!!