2011年8月16日

Fanatec SLI-Pro Mounting System 3

DIYで作ろうかと思ってたLeo Bodnar SLI-Pro を Fanatec PWGT2 につけるマウントプレート、結局simracinghardware.com製のマウントプレートを買ってしまった!


設計は曲りなりにできても、技術と機材がないため製作はできなかったもんね!結局、走行中に弄る機能は左右デジタル表示切替くらいだしと割り切った!!

Race Pro Fanatec SLI-PRO Wheel Plate (RP-FANPK) - £69.95 GBP
Shipping and handling 14.00 GBP
Total £83.95 GBP

注文日(2011年7月28日)のレートで、10,700円くらい。
発送が週末を挟んで8/1、届いたのが8/9。
(発送直後、ネジ入れ忘れちゃった!とかメールがきて、8/2にもう1個発送され、8/8に封筒が届いた。ネジが先にきたよ。おちゃめさんめ。)

そういえば、paypalは円換算せず、現地通貨のまま支払ったほうがトータルで1~2%くらい安くなる!
paypalが円両替するより、カード会社が円換算するほうが安いので支払い総額に差がでるみたいよ。まめちしき!!差額でよっちゃんいかとコカ・コーラを飲もう!落とし穴があったら誰かおしえてね。


さっそく作業にはいろう!
まずは、SLI-ProへのUSBケーブル配線をどうにかしなければならない。
分解方法は先日のポルコン分解記事を参考にしてね。

ELECOM極細USB2.0ケーブルというのを用意してみた。配線部分が2.5mmと細い。
今回みたいな用途には最適じゃないかい?

このケーブルを、PC~本体ケースの穴~ステアリング軸~ステアリング内部~ステアリングケースの穴~SLI-Proと通すよ。

USBケーブルをケース外に引き出すのになんともちょうどいい穴があいてる。それは電源スイッチの近くの黒いステッカー。



取り付けの模様は長いので続きに!

続き。

剥がすとこうなる!なんの穴だろう。

ステアリング軸に通す部分、透明チューブに一緒に通すこともできるけど、そのまま並べて通しても問題なさげ。ためしに組み込むまえに通してみたらコネクタごと通った!でもすぐにmini-B側はちょんぎって通してやった!そもそもさっきのシールに隠れてた本体側の穴に通らないしね。
そしてこの部分、ステアリング軸をはめこむときに挟み込みやすいので注意。一回やって皮膜すこしきずつけちゃった。


ステアリングのケースから出す部分は、3mmくらいの穴を任意のところにドリルであけてしまう。

採寸もせずだいたいのところに。

これで後戻りできない!

本体側はこんなかんじに配線を取り回し。無理な力が加わらなければオーケーだろう。(自分で改造したんだから断線してもUSBケーブル交換すればいいと割り切る。)


USBケーブルのSLI-Pro側先端を加工するよ。

Leo Bodnar製の接続ケーブルのコネクターを分解。コの字型のがはめ込んであるだけなので簡単に分解可。
見たかんじ、挟み込むと勝手に皮膜がやぶれて導通するタイプのコネクターだ。
SLI-ProのUSBコネクターのピンアサインは↓こんなかんじ。
1 D+ 緑
2 D- 白
3 GND
4 GND 黒
5 5V 赤
6 5V
(その他のピンアサインはこっちの記事でも紹介。)
Leo Bodnarさんの説明pdfでは3,4にGNDとシールド、5,6両方に5Vを接続しなさいみたいに書いてあるけど、テスター当ててみたところ、3-4と5-6はそれぞれSLI-Proの基板側で接続されてるみたい。なのでコネクター側のGNDと5Vはそれぞれどっちかにだけ挟み込めばオーケー。

被写体小さいね。挟み込む場所は配線強度をちょっとだけ考えて4と5にしといた。そしてシールドなんて接続しなくても動くだろっつーことで、シールドは無視。その4本をコネクター端子にいくらか食い込ませる。

コの字カバーをつけてぐいっと押さえつけると配線皮膜が破れて導通した。

はみ出た部分はカットしてスマートに。テスターでピンアサインが合っているかチェック後、SLI-ProとPCを接続して動作チェック。オーケー、完璧だ。







いろんな角度から嘗め回してからマウントプレートにSLI-Proを固定する。

半透明っぽいスペーサーの間にSLI-Proの基板を挟む格好に。このボルトは相手が樹脂と基板だからあんま締め付けてもアレなので手締めにとどめておく。
クリアランスが絶妙だね。ハンドメイドではこうはいかない。
正面から写したのがこの記事の一番上の最初の写真。うーんかっこいいぜ。


プレートに付属するロータリーエンコーダー2個にも配線しないと。
左右のデジタル表示領域の切り替えに使用したいけど、SLIMaxMgrのデフォルトでそれに割り振られているボタンは無い。ロータリースイッチならデフォで割り振られてて楽なのにね。
今後ボタンを増設するなら Connector 1 側だと思うので、 このプレートにはConnector 2 のほうのB13,B14,B15,B16を割り当てることにした。

使わない配線は千切ってポーイ!

GNDが2本必要だけど分岐がめんどいので、GND線の真ん中をコネクターに挟み込んでみた。

それを適当にハンダ付け。


あとはプレート本体をポルコンにつけるだけ。

マニュアルにしたがって、はじっこから1センチのところをばみっといてえいやっと貼り付け。

付属のプニプニした両面テープと、ステアリングセンターのネジ穴でしっかり固定される。うーん合理的な固定方法だ。


あとはソフトウェアの設定。
そのままではロータリーエンコーダーがうまく動かないので、あとでSLI-ProをPCに接続した状態でConfiguration softwareを使って13-14と15-16を1:1に設定してあげるのを忘れないように。
その後SLIMaxMgrで好きな機能を割り当てるがよい!
あと、Encoders pulse lengthを短くしすぎると入力を取りこぼしすることがあり、長くしすぎると多めに回したときに取りこぼすので、ちょうどいい数値を探したほうがいいよ。56msくらいにしといた。



できました!!
使い心地は、とても普通だ!もっとノブが回しやすければうれしいけど、スペース的にこんなもんでしょ。
デジタル切り替えがロータリーエンコーダーのため、ロータリースイッチと違って際限なく回るので、今どこの表示をしてるか最初はわかんなかったけどちょっと慣れればすぐ覚えたよ。iRacingの画面右下の Black Box の順番をいつのまにか覚えた感じでね。デジタル表示は最後までいったら最初に戻るとかは無く、表示項目はループしないので、迷ったら左にぐいぐいっと回せば最初の表示になるよ。
そして、12position以上の表示も可能になった。そこまで必要かどうかはともかく、メリットもあるってことで。



~おまけ~
USBケーブルや本体を無加工(もとに戻せる方法)でステアリング軸を通す方法もある。
本体のシフター固定用穴か、テーブルクランプのところの穴からUSBケーブルのmini-B側を通し、ステアリング軸をとおって、ステアリングの7セグLEDカバーを外しっぱなしにしてそこからUSBケーブルの先端を出すという方法。
このケーブルのmini-B側コネクタはステアリング軸の隙間も通ってしまう!勇気がないひとはこちらで。



あーシムギアが追加されてもオフィシャル出走できるほど走りこむ時間ないよぅ。

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