2010年4月2日

新ハイスピード・ドライビング を読んだ

ポール・フレール先生の『新ハイスピード・ドライビング』という本を少し前に買ってみたよ。
スポーツ走行の教本の定番だね!読書感想文いくよ!



基本的にForza3で実際に試したうえでの本の感想を書くよ。たかがゲームと言われちゃうかもしれんけど、法定速度内で安全に学べる圧雪路の季節が終わっちゃったのでしょーがない。
うちから気軽に行ける距離にサーキットが無いのが残念でしょーがない。


物理的な側面からの車の挙動解説が参考になったよ。
特に、スリップとスライドの関係は、どうやったら車を前に前に進めていけるかの大きなヒントになる。
雪道を走らざるをえないukには、ミューの違いによるスリップアングルとグリップのグラフが興味深かった。
あとはバンク角を利用したコーナリングや、道路の起伏について、物理的な理由から導かれたライン取りや操作について解説があって面白かった。今までは「ここはなぜかアクセルちょん抜きでいける」みたいなコーナーについて理論的に理解できた気がするよ。
ゲーム内のこととはいえ、リアルのコースについて各コーナーの特徴を覚えるようになったよ。

スリップアングルというのを今までも少しは意識してたんだけど、もっと具体的にどれくらいスリップしてるか想像するようになった。この本はガンさんの『ドライビング・メカニズム―運転の「上手」「ヘタ」を科学する』よりもっと根本的な部分について記載されてるので、すごい頭を使うよ。



理系で工学部なukにはとても興味深いかったね。
古典力学なついぜ。なんとか理解できた、とおもう。
さすがに本書の時代背景は古くて、参考写真に葉巻型レースカーなんかが出ちゃってるくらい。
翻訳の言い回しが古臭くてすこしピンとこない部分があったのが残念。

『ミハエル・クルムのレーシング「超」運転術』も定番らしいので今度買ってみよう。

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